Call of Duty Black Ops Cold War オープンベータ第1週での感想・意見
PS4でのオープンベータが今日の2時に終了しました。
本来であれば、このベータが一般プレイヤーが次回作に触れられる最初の機会のはずでしたが、まさかのアルファ版から公開されていたため、
今回のベータはアルファの時からどうだったかがメインでした。
その意味では、COMBINED ARMSという大人数モードはその一つです。こちらについてはMWの10人マップなどありましたが、大人数用のモードを用意して差別化しようとしていた点はいいです。
(すみませんが、自身プレイしてなかったのでこれ以上のコメントはないです。)
次に、特徴的なのが、ベータ期間内に修正してきた点です。これは運営側の本気度が伺えるいい対応でした。修正点が正直どうなのかはともかく、ベータ期間内に修正して即座にプレイヤーの反応をみようとするのは、中々の試みです。
そして、一番大きな変更点であるシリーズ初の視野角調整の導入です。
今までPCでの特権であった視野角調整ですが、CS機で設定できるのは革新的です。
ただ、設定の注意書きにもありましたが、デフォルトよりも視野角を広げると処理の問題で、フレームレートが下がる現象が発生します。
そのため、視野角を広げても帰ってプレイしづらくなることもあります。これは次世代機のPS5基準で作っているため、PS4では限界があるのか。
それとも、PS5でもフレームレートの低下を解決しきれてないかは実際にプレイするまでわかりません。
ただ、この視野角は、一つの問題を解決してくれています。CDLでは来シーズンからPCに移行する関係で、ChallengersではPCとPS5のクロスプレイを認める方針です。
このクロスプレイで、視野角についてはPC有利のため結局トッププレイヤーはPCに流れるという見立てがありました。
ただ、視野角についてイーブンとなる設定となり、PS5でも対等な条件で戦える可能性が出てきました。
それと同時にesportsでは恒例のGAによって、視野角設定の規制がありうるとも感じさせるものでもありました。
ここまでは基本褒めている点ですが、これ以下は本題。実際どうなのという不可解な点です。
まず、スライディング。
これはアルファ版で、スライディングの使用については、アグレッシブというか到底"人間"が現実にできないような変態機動な動きについて、釘を刺していました。
→スライディングについては下方修正する意図
移動について
アグレッシブなプレイとディフェンシブなプレイのバランスの取れた両立を目指しており、スライディングは主に障害物に駆け込むディフェンスを意図して設計。アグレッシブに攻める上で乱用されるのは本意ではないそうで、速度ペナルティを避けるスライディングキャンセルテクについてはβテスト版で対策が行われている。(ファミ通.com 記事より引用)
それにも関わらず、スライディングについてはほぼ変わらない点です。修正が間に合わない話ではないのに関わらず、変えてないこと自体運営の対応には疑問符がつきます。
現に、散々暗くて見にくいと言われたMiamiについては明るさ調整がベータの際に入っています。
スライディングについては、スピードや移動の伸びなどのパラメータの変更で済むと思っていたため、これは残念でした。
次は、武器関係です。
ベータのタイミングでスナイパーを弱体化させた点は、いいのですが、ベータ期間中にSMGのmilano いわゆるUZIを弱体化されたのは正直よくわかりません。(少なくとも私自身は)
確かにmilanoは実際非常に使われていましたが、それには複数要因があったためです。
1つは武器レベルが非常に上がりにくい点です。アタッチメントが出にくく、相対的に初期カスタムが強くなりました。もちろんわざとやっている可能性がありますので、mwに近い形のガンスミスである以上アタッチメントも多くなるので、製品版では武器レベルが今よりも上がりやすいことに期待です。
2つ目に、milano がカスタムされているその初期カスタムの完成度が高かったことです。今までのシリーズの初期カスタムは実戦で使うにはイマイチのperk・装備構成や武器アタッチメントがおかしいことがありました。ただ、milanoが装備されている”ポイントマン”のカスタムの出来がよかったのです。
アタッチメントは取り回し重視であり、凸スタイルのためにスティムショットが装備されていて継戦能力が高くなります。ジャケット・マスク・ガンホーという走り回るのに最適なperk。フィールドアップグレードがトロフィーだったら、おそらくeスポーツでも通用するくらい完成されていました。
3つ目は武器バランスです。SGとLMGについてはeスポーツで使えない武器になってくるので考察から外します。基本は、
近距離:SMG
中距離:AR
遠距離:SR(or TR)
となるのが、バランスがいいのですが、現状ARが相対的に弱いです。少なくとも基礎能力的にARで凸るスタイルは難しく、近距離についてはSMGに勝てる要素がなく、むしろSMGの能力が優秀なため、中距離も勝ちきれる訳ではない。
また、中距離以降はMWに比べて凸砂スタイルが取りやすくなったSRやM16などのTRに、定点や有利ポジションから抑えるスタイルでも劣っています。そのため、近~中距離ではSMGが強くmilanoが採用されやすくなったのです。
SMGとタクティカルライフルとSGとスライディングがナーフされたら僕をcwに呼んでください
— SCARZ / Ngt(ながと) (@ngtyki) October 12, 2020
milanoを例に取りましたが、少なくともARは現状非常に厳しい環境なのは間違いないです。なので、一方的なmilano弱体化は正直あまり意味がわからない。むしろARを強化した方がいいと意見です。
ベータ中の話題としてM16の定点が強いとありましたが、TRでBO4のswordfishみたいな機動性まで持ち合わせていないのであれば、そこまで問題ではないとは思います。
追加マップ CARTEL
ベータで新たに公開されたカルテルですが、これはどう見てもセンターの草木のオブジェクトがひどい。
普通にプレイヤーが立っていても体のほとんどが隠れるくらいに草木の背丈が高い。そして、草木のオブジェクトの裏が完全に見えません。葉や枝の隙間からオブジェクト裏が見えるならまだしも、完全に見えないため、しゃがんでいたり伏せていたりすると完全に視認できません。
そのため、プレイヤーからすると草木の間から突然敵が飛び出してくる感覚になります。通常のマルチプレイでドミネーション以外だと、マップ中央の草木が茂るエリアを皆避けて戦闘する事態が度々ありました。
これについてはMIAMIの暗さ並みに酷い作りです。草木の高さを下げることや草木の密度を落とすことをしない限りは”糞マップ”なのは間違いないです。
ただ、他のマップがいいというわけもありません。ドミネーションで言えば、旗の位置が直線上に配置されているため、一度固められると逆転することが難しくなっています。
スコアストリーク
アルファの時にすでに発表されているため、デスしてもスコア継続については特段コメントしませんが、オブジェクトに絡むことよりもまだ死なずに連続キルに比重が高くなっているため、芋プレイヤーがスコア上評価されているという批判があります。
これについては、まだバランス調整の余地があります。ただ、私の意見としては、死なずに連続キルを評価するのではなく、短時間の連続キル=ダブルキル、トリプルキル、クアッドフィードなどを評価する方が、私達の実感に即しているとは思います。死なずに連続キルだと定点の戦術が強くなります。それを排除しようとするとキルとキルとの間の時間が短いことを基準にいれるべきですし、そうすることで芋を評価対象外にできます。
ストリークについてはヘリやセントリーガン、砲撃が特段強いとは思いませんでしたが、1つだけまずいと思ったのが、カウンター偵察機です。
その理由は、今までにないデスしてもスコアストリーク継続のシステムのため、偵察機が出やすくなります。そのため、その対抗策であるperkのゴーストやカウンター偵察機が強くなるのは当然の流れです。
ただ、このカウンター偵察機への対抗策がランチャーのみというのが、非常にまずい。
フィールドアップグレードにSAMターレットがあります。偵察機とヘリなどの対抗策の1つですが、カウンター偵察機が出ていると無効化されます。つまり、カウンター偵察機は迎撃してくれません。この時点で、まず強いです。
そして、ランチャーで迎撃すればいいのですが、迎撃にはランチャーを2回当てなければなりません。今までのシリーズは1発で済んでいたにも関わらず、BOCWでは耐久が上がっています。
MWとは異なり、発砲することでミニマップに赤点がでます。カウンター偵察機で、ミニマップを潰してしまうため、この点でも強みがあります。
偵察機、SAMターレット、ミニマップを潰せる上に、耐久が上がっているという、今までのシリーズの中でとんでもなく強い。
マウサーへの苦言
最後は、個人的ではありますがマウサーへのコメントです。マウサーの賛否はいろいろあります。ただ、一言だけですが、PS4のみのオープンベータ=PS4での試験運用なのだから、PADプレイヤーを想定してベータを行っているはず。そこにマウスで遊んでゲーム会社の邪魔をしないでいただきたい。
製品が出てからは、コンバーターという一種”ハードウェアチート”を使わない限りはPS機でマウサーがいてもいいと思う。ただ、わざわざPS4に限ってベータを行い、その後にpc含めた全ハードでのベータが企画されている状況で、マウスでプレイするのはただの自分勝手な人間だと強く非難します。
ゲーム会社はPS機におけるマウスのデータって、ゲーム開発やテストに必要なものですか?PCにおけるマウスプレイヤーのデータは必要だと思います。
設定で、キーボード・マウスがあるからいいだろ、と思う人間もいるでしょう。それはPS機でマウスユーザーのことを考えてつけたのではなく、PC版と共通でソフト開発することによる副産物に過ぎないことを認識すべきだ。


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