日本代表決定戦 決勝! 試合結果 & 私の総評

ついにこの日がきました!

ごちゃごちゃ説明はいらないと思うので、




・Libalent Vertex(以下 LV)
  sitimentyo, xAxSy, Inaba UR, GenGar AX, Leisia
・Scarz
  AliceWonderland, Duffle, MiAKi, NevvtonX, Ngt
・Rush Gaming (以下 Rush)
  GreedZz, Gorou, WinRed, Vebra, Nicochan
・e NovatioN  (以下 eNN)
  Kaiser, Kitty, IBuun, HEARTs, ZACK



WINNERS ROUND 1


Scarz
vs
e NovatioN
2
250
167
 
0
Azhir Cave
6
3
 
Piccadilly

Libalent Vertex
vs
Rush Gaming
2
250
101
 
0
St. Petrograd
6
5
 
Gun Runner

LOSERS ROUND 1


e NovatioN
vs
Rush Gaming
1
250
248
 
2
Azhir Cave
 
0
6
Arklov Peak
 
123
190
Hackney Yard

WINNERS FINAL

Scarz
vs
Libalent Vertex
2
 
225
250
3
Gun Runner
6
1
 
Gun Runner
 
146
160
Hackney Yard
250
189
 
St. Petrograd
 
2
6
Arklov Peak

LOSERS FINAL

Scarz
vs
Rush Gaming
3
250
85
 
1
Azhir Cave
6
5
 
Gun Runner
 
153
157
Hackney Yard
250
116
 
St. Petrograd

GRAND FINAL

Libalent Vertex
vs
Scarz
3
250
217
 
0
Gun Runner
6
3
 
St. Petrograd
184
126
 
Gun Runner


Libalent Vertex 優勝!


総評

Libalent Vertex

 ”無敗王者”この看板に偽りなし。ただ、Scarzの圧力に負けることもあり、国内トップチームであるからこその難しさ、追われる立場であるからこそ対策されるということが見えた今回でした。
 ただ、どのゲームモードであっても勝てるだけの個々の強さ、チーム連携、チームリーダーsitimentyo選手のゲームコントールは流石です。Scarzが強みとしているハードポイント・ドミネーションでも相手に全て取らせませんでした。特に、ドミネーションでは、2試合で全ての旗を取る”3点取り”を行い、大量得点をやってみせました。
 今回のMVPに選ばれた、Inaba UR選手の怒涛の4連続キルは、圧巻。
”人間ブルドーザー”というワードが飛び出す程の今大会ナンバーワンクリップです。

 Scarzとは2戦行い、1戦目はScarzに追い込まれるところがあったものの、2戦目では、格の違いを見せつける圧倒的な勝利を見せました(特に、3マップ目のドミネーション)
 APACトーナメントの成績を考えても、LVの時代はまだ終わらないことでしょう。世界で戦えるチームを期待しています。

Scarz

 今大会、台風の目であったのは確かでしょう。それだけの活躍を見せたのが、Scarz 
もともと、正面の撃ち合いが強く、ハードポイント・ドミネーションに滅法強いチームでした。ただ、弱いとされていたサーチでも勝つ。特に、優勝したLVとのWINNERS FINAL でのサーチでは、完璧に抑え込みました。サーチだけで言えば、5戦中3勝するという着実な成長を見せました。
 そして、オンライン最終予選で打ち破ったRushとの再戦でも、正面突破力を思う存分発揮し、Rushのゲーム展開をさせず、返り討ちにしてみせました。
 GRAND FINALでは残念ながら、力尽きたかという形で、惨敗してしまいましたが、確かな爪痕を残したScarz
 今大会、特に実感したのが、やはりAliceWonderland 選手がチームの要であることですね。ゲームに応じて、SMG, AR, スナイパーを使い分け、時には前線の押し上げ・突破、ARやスナイパーでの後衛からのビルドアップ・フォローをしています。Ngt 選手の加入から、正面での撃ち合いでの戦い方でも、無謀な特攻にしないだけのチーム攻撃の厚みをAliceWonderland選手は出していると言えるでしょう。


Rush Gaming

 Nicochan 選手加入から時が経ち、チームとしての完成度が高くなったことで、期待されていました。ただ、結果からすれば、当初の期待からは程遠い惨敗となってしまった形。
 特に、Losers Final でまたしてもScarzに敗戦してしまったことにより、APACトーナメントで勝っていても、国内ではScarz > Rush という立ち位置で固まってしまうような結果となりました。

 おそらく、Rush主導の試合が出来たのはeNN戦の2・3マップのみ。負けた試合では、Gun Runner のサーチで競り負け、Scarz戦のドミネーションは最後Nicochan選手の好判断で勝てたものの、最後の最後で追いつかれる展開になりそうだった事実があります。
 LV自体、Rushと同じようなスタイルであり、リスポーンや次の動きに対するチーム連携といった試合コントロールを主体としています。ただ、RushはLVから主導権をまったく取れなかった、
 Scarz戦はより弱点が明確となり、複数枚の正面突破をするスタイルに対応することができず、戦線が崩壊していました。ある種、様々に拠点を抑えるスタイルな為、1点突破されることで、そこから崩壊する。そのような形で、ハードポイントでは最初にポイントに入っても奪われる展開となってしまいました。

 この試合後に、Rush自体チーム体制を再編するとのこと、ゼロからのスタートになるようです。


e NovatioN

 残念ながら、決勝4チームの中で最下位となってしまいましたが、Scarz戦でもRush戦でもいいポジションを取り、ゲームプランとしてはいい形をつくれていました。Scarzには正面突破されながらも 、Rush戦では2ポイント差で勝利を掴むといった激戦を見せてくれました。
 ただ、サーチでは色々なプランを持ちながらも、両チームの対応力に負け、Rush戦のドミネーションでは一方的な展開となってしまいました。個々の撃ち合いでの打開力には課題を残す形でした。次の大会では、Rush戦のハードポイント以上に、記録・記憶に残る結果を大会で残してほしいですね



 公式でもこと細かく出ているため、APACトーナメントと同じようでは、ただの写しでしかないので、今回はこのような総評を書かせてもらいました。私としても、できることであればこっち方面の記事を書きたいものですから、広く試合が配信され、それをeスポーツチームが発信してもらいたいですね。


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